社長は今日も一生懸命
はじめまして。岡崎工務店代表取締役・岡崎朋也です。
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私は子供の頃からとても面倒くさい性格で(笑)、何をするにも意味を求めないと先へ進むことができませんでした。 そんな私でしたが妻の栄子と知り合い、結婚して子供が生まれると、そんなことも言っていられなくなりました。 |
建築を依頼した工務店は、 今から思うと自分の厚かましさに赤面してしまうのですが、その時私は「いずれ自分で工務店をやりたいので雇ってください」 |
まだ学びたいことがたくさん残っている状態での会社の倒産。 ところが世の中はそれほど甘くはありませんでした。 「これはどこか自分が間違っているに違いない」。 そう考えた私は、インターネットで調べては様々な勉強会に参加し始めました。 |
人生を賭けた勉強 |
しかし、そこでまたまた現実の厳しさに直面することになりました。
これまで勉強しなかったツケが回ってきて、本の読み方は知らないし、辞書の引き方だってわかりません。
人の何倍も時間がかかります。そこにもってきて、こうと決めたら納得するまで引き下がらない性格です(笑)。
勉強会に注ぎ込むお金がどんどん増えていきました。
終いには家づくりの方では何とか黒字を出しているのに、勉強会に支払う費用のためにずっと赤字が続くという状態になりました。
それでも漁師のアルバイトをしてやりくりし、勉強を続けました。
「石の上にも3年」と言いますが、4年が過ぎた頃から光明が見え始めました。
様々な勉強会で、多くの経営者の方々のお話を聞くうちに、自分の間違いが見えてきたのです。
それは、お客様とのコミュニケーションのあり方でした。
自分の思いを伝えることに必死だった私は、相手の顔を本当には見ておらず、その言葉もしっかりと
受け止めていなかったことに気付いたのです。
お客様に喜びを与えられるからとこの仕事を選んだのに、いつの間にか自分が善しとするものを押し付けてしまっていました。
最も大切なのは伝えることではなく、相手を理解すること。
そう気づいた時から、私の仕事に対するスタンスは少しずつ変わっていったのだと思います。
そしていつの間にか、お客様の方からホームページなどで調べては、問い合わせを下さるケースが増えていきました。
前向きでいこう現在の岡崎工務店は、私を入れても社員は18人しかいません。宣伝もほとんどしないし、モデルハウスも持っていません。チラシも手づくりのささやかなものです。 まだまだ日本の家づくりでは、建築会社の都合にお客様が合わさせられている部分が多く、思い通りの家づくりができている人は少ないと思います。 |
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チラシや見学会での説明パネルなどは、
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夢を持つことが生きるパワーに
振り返れば、10代、20代の頃には自分の力で何とかしようと力みかえっていたような気がします。
それというのも「できる・できない」を基準にしていたからなんですね。
勉強するなら「でき」なければならない。働くなら「できる」人だと言われたい。すべて他人からの評価です。
その評価が恐くて、「何のために働くの?」とか「何のために勉強するの?」とか屁理屈を言っていたのでしょう。まあ、そんな自分も可愛いなと思えるようになりました(笑)。
娘たちには「できる・できないを言う前に夢を持った方が良い」と言っています。
その夢は、人にカッコいいと思われないような夢でも全然構いません。
夢をもつことで人は前向きになれるのですから。
夢が見つからないという人も慌てることはありません。
さしあたってその夢を見つけることを目的にすればよいのです。
私自身はまだまだ知らないことが多すぎるので、もっと勉強していろいろなことを吸収していきたいと思っています。そしてできることなら、かつての私のように人生の目的が見出せなくて下を向いている人を、前向きにしてあげるお手伝いができたらなという夢を持っています。
「人は思ったことしかできない」。
これも勉強会で学んだ言葉です。反対に言うと「思えばできる」ということですよね。夢に向かって頑張っていきます。まだまだ発展途上の社長です。
けれど、お客様と一緒に夢を追いかけたいという思いの熱さは、人に負けないつもりです。これを読んでくださったみなさまと、良き出会いがありますよう、心から願っています!